絵画はこの現実世界に常に触れている。ガラスで覆ったりしてもそれは変わらない。ならば絵画の作品世界はどこに広がるのだろう。
音楽を聴いて頭の中で世界が広がるように、絵画の世界も頭の中で広がるのだろうか。
キャンバスも絵具も現実世界のもの。そうではないものは、画家の精神、想いなどが挙げられる。ついでに風景は現実世界のものだが、それを見続けているときの感覚は何か別の世界のものというように感じる。自分の世界という感覚ではない。
自分についても考えてみる。自分の体は常に現実世界に触れており現実世界で動いている。あくまで自分の体はということで、だとしたら自分はどこ?となる。